■突然決まった、サイパン行き
今回の旅行は、実は突発的に決まった。僕が5年ほど掛けて貯めた小銭を使って「一人でニューヨークに行く!」と宣言すると、妻が「ずるい、私たちもどこかに行きたい」と応戦し、結局、近場のサイパンに行くことになった。
最初の希望だと、雨にたたられた1998年のプーケット島をリベンジ旅行するつもりだったのだが、あいにくこちらの財布と折り合いがつかなかった。というわけで、ビーチ・リゾート第二候補のサイパン旅行となった。
■機内にて
JST 10:30
機内は、寒い。ブランケットにくるまって寝ることにした。いつのまにか、お茶とお菓子が配られていたらしい。寝ていたせいで、食べ損ねてしまった。
Northwest航空のこの機体は、座席個別のTVモニターが無いので、ゲームで遊べず、自由に映画も観られないので、雅之は少し不満らしい。まあ、前方のモニターで映画が始まったので、それを観ることにした。しばらくするすと昼食が配られた。それにしても、日本人グルーの無愛想なこと!米国人クルーには笑顔があるが、日本人はそれが皆無だ。
機内食の鳥照焼き丼。
やはり、サイパンは近い。そうこうしているうちにサイパン島が近付いてきた。小さな飛行機の窓から見るとまだ小さいが、海は奇麗なエメラルドブルーだ。やがて、高度が下がって着陸態勢に入った。なんと、左旋回しながらアプローチしている。こんなアプローチは初めてで、少し恐い。
■サイパン空港
SAIPAN Time 15:00
空港は、こじんまりとして小さく、かわいい感じだ。瓦屋根のような藁葺屋根のようなでざいんだ。R&Cツアーの人が待ち構えていて、帰国時の航空券と出国書類を回収した。いつもそうだが、この時は「本当に彼は旅行会社の人なのだろうか。航空券などは、ちゃんと帰ってくるのだろうか」と心配になる。
30人ほどの日本人と一台の大型バスに乗り、ホテルまで移動した。宿泊するサイパングランドホテルまでは、約15分。途中の町並みは、小さい建物しか存在しない。商店も個人経営レベルのものしか見当たらない。買い物が心配になってきた…….
■サイパン・グランド・ホテル ( http://www.saipan-grandhotel.com/japanese/ )
戦没者鎮魂碑(名古屋鉄道設置)
Beach Rd. Susupe PO BOX 500369 Saipan MP 96950
Tel: 1 (670) 234-6601
Fax: 1 (670) 234-8007
E-mail: reservations@saipan-grandhotel.com
E-mail: websales@saipan-grandhotel.com (日本語)
ホテルでは、事前にメールでお願いしたように、きちんと部屋がUpgradeされていた。やっぱり、直接ホテルに交渉しておいて良かった。今回の部屋はメインファミリールーム(68平方メートル)だが、旅行パックの元々の部屋はメインスタンダードルーム(28平方メートル)だ。子供も大きくなってきたし、元の予約では狭すぎた。交渉に応じてくれたホテルの人に感謝したい。(もちろん、Upgradeに伴う差額料金は別途必要。)
部屋には大きめのソファがあって、
部屋の中央を仕切る、藤製家具の反対側に
ベッドがある。かなり広めのワンルームタイプ。
あれ、喜んだのもつかの間、Extra Bedが無い。歯ブラシなどのアメニティ関係も2人分しかない。Front Deskに電話して、1人分を追加してもらった。
着替えなどを洋服ダンスに移して、滞在の準備は完了。近くにジョーテン・スーパーがあったので、食料品の買い出しに行った。ところが、道路を横断しようにも横断歩道も無く、車はバンバン飛ばして走っている。渡れずに困っていると、一台がゆっくりと走って、「渡れ」と合図して来る。すると、反対斜線の車もゆっくりと走っている。挨拶を返して、渡らせてもらった。普通はバンバン飛ばしているが、歩行者にもちゃんと気を遣ってくれる。日本とは大違いだ。
ジョーテン・スーバーに着いたが、表からは営業しているのか、さっぱり分からない。人の出入りが無ければ、入り口を見逃すところだった。ジュース、水などを購入。日本からの輸入食材もあるが、値段は3倍くらいになっている、高過ぎて絶対に買わない!
カタカナですか? (ジョーテン・ショッピング・センター)
夜は店名が明るく浮き上がるので、少しは分かりやすい。
おやつなどを購入。チョコチップ・クッキーが美味しかった。
■夕食はホテルのレストラン
近場で食べられるところが分からないし、「街」というものが見当たらなかったので、ホテルで食べることにした。「あおい」という鉄板焼きのレストランでは、「ルイス」という非常にすばらしい楽しいパフォーマンスをしてくれる、サービス精神旺盛の板前が「お隣の料理」を作っていた。自分達を担当してくれた人は、ちゃんと焼いてはくれるのだが、それ以上が無く、寂しかった。もし、調理担当を指名できるのなら、ルイスに焼いて欲しい。
鉄板焼の「あおい」では、目の前で焼いてくれる。
刺身、肉、デザート
■日本に国際電話
au A1303SAは、サイパンでも使えることになっている。日本の母に電話をしてみた。おぉっ、ちゃんと繋がる!これはすごい。自前の携帯電話で、国際電話がかけられるなんて、とても便利な時代になったものだ。
■夜はコンサート
ホテルのコンサートイベントが、プールサイドで行われている。ホテルとしては宿泊客へのサービスなのだろうが、それにしても音量が大きい。$1000のT/Cを現金化しなくては。ホテルでは$100までしか扱えないそうだから、明日は銀行に行こう。そんなことを考えていたら、いつの間にか眠っていた。
■今日の支出
$2.00 ホテルのボーイへチップ
$15.96 食料品買い出し
$100.00 夕食(鉄板焼き)
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$117.96