2022/08/09 東京半蔵門 (2.グランドアーク半蔵門 朝食・昼食・バー、皇居お堀散歩、歌舞伎入門、猫カフェ、Aux Bacchanales、ニューオータニ庭園)

2日目の火曜日。今日は皇居のお堀を散歩して、紀尾井町のAux Bacchanalesに寄り道してから、ホテルニューオータニの庭園を鑑賞します。

■皇居お堀散歩 06:30

朝06:30に起きて、皇居のお堀を散歩しました。日の出は05:00前後ですから、すでに明るくなっています。

グランドアーク半蔵門は皇居半蔵門の目の前で、そのお堀沿いは千鳥ヶ淵公園になっています。

散歩する方、ジョギングする方、犬を連れた方などなどがいらっしゃいますが、人とすれ違うことはあまりありません。公園の緑はとても濃くなっています。

公園内には所々に、案内看板があります。地図も掲載されているため、自分のいる場所が分かります。

それから、公園内にはオブジェもいくつか設置されていました。銘板などを見つけることができなかったため、作者などの情報は分かりませんでした。

グランドアーク半蔵門は、その名前の通りに皇居の半蔵門の目の前にあります。

朝は逆光になるため見づらいですが、奥の方に「半蔵門」があります。

半蔵門の右側(南側)は桜田門です。写真の真ん中に警視庁が見えますね。写真の左側は皇居です。

朝の7時過ぎですが、暑くてもう散歩している状態ではなくなってきました。明日も散歩するつもりですが、もっと早起きしようと思います。

喉が渇きました。探しながら散歩しましたが、千鳥ヶ淵公園には売店や飲料の自動販売機がありませんでした。

グランドアーク半蔵門の隣りに「国立劇場」があるのですが、建物の横に飲料自動販売機と休憩スペースを見つけました。しかも日陰になっています。助かりました、水分の補給をすることができました。自販機は3台あり、現金のみ2台、電子マネーOKが1台です。

国立劇場で休憩したときに、ふと見つけた企画展示のポスターです。「いざ、歌舞伎」という展示があるらしく、初心者向けとのこと。歌舞伎には興味があるのですが、わざわざお金を払って舞台を観に行くほどではありません。「いざ、歌舞伎」は入場無料と書かれていますから、ちょっと後で寄り道してみようと思います。

■朝食 グランドアーク半蔵門 パティオ 08:30

朝食付きプランで宿泊しています。1階のパティオで、和朝食(焼き魚)、アメリカンブレックファスト、またはコンチネンタルブレックファストが選択できます。ホテルの朝食はブッフェであることが多いので、定食形式になっているのは久しぶりです。

アメリカンブレックファスト、コンチネンタルブレックファストという名前は聞いたことはありますが、どのような内容なのかはボヤっとした記憶です。改めて調べました。
・コンチネンタル:コールドミール、パン、ジュース、コーヒー
・アメリカン:コンチネンタル + ホットミール(卵、ソーセージ、ハムなどに火を通した料理)

なるほど、ということは「アメリカン・ブレックファスト」は、ファミリーレストランのモーニングと同じと考えて良さそうです。いや、日本のファミリーレストランは、原型がアメリカでしたね。

自分はアメリカンブレックファスト、妻は和定食(焼き魚はさわら)を選択しました。アメリカンブレックファストのパン、和朝食の米と味噌汁はお代わりできると案内されました。

ただ、和定食はおかずだけでお腹いっぱいになってしまい、ご飯は半分以上残してしまいました。米農家さんごめんなさい。

国立劇場 「いざ、歌舞伎」 11:30

お腹もこなれたので、国立劇場の展示を見に行くことにします。朝の散歩でジュースを飲んだ休憩スペースを通り抜けて、国立劇場の裏手に伝統芸能情報館がありました。入場者は自分達2名のみ。平日の火曜日、しかも午前中。こんな時間に来る方はいないんでしょう。

歌舞伎の解説をする展示が5テーマ、過去の代表作?を見られるビデオコーナーがありました。ビデオを2本ほど見ましたが、歌舞伎のあの口調や抑揚は独特で、何を言っているのかさっぱり分からないです。慣れが必要ですね。それから、様式美というのでしょうか、決めポーズやお決まりの口上というのがあるんでしょうね。登場人物の数人が同じようなポーズをとって、順番にセリフを話す場面がありました。その辺りが分かると、もう少し理解できるかもしれません。

ただ、展示で用語の解説などがされていたのは、とても参考になりました。特に、かなりの頻度で聞く「顔見世興行」の意味が分かったのは良かったです。「これから一年、このメンバーで興行を行います。」というご挨拶の興行だったんですね。てっきり、屋号(名跡?)を受け継いだ時に、「私が◯◯を受け継ぎました。」とご挨拶して回っているのかと思っていました。

それから、女性役の呼び名が「女方(おんながた)」なんですね。坂東玉三郎さんは女形(おやま)と呼ばれていたはずですが、「おんながた」と「おやま」の違いについては後で調べてみるつもりです。

隈取り
演技と見得
女方
キャラクター
生み出した人

■猫カフェ COO & RIKU 赤坂ジャングル店 12:30

ちょいと息抜きに(旅行中はずっと息を抜いてますが)、猫カフェに行ってみます。国立劇場の裏手から出て、半蔵門線永田町駅に入り、そのまま銀座線赤坂見附駅10番出口に抜けました。強烈な日差しと強風を避けるには、地下を歩くに限ります。

13:30から猫スタッフはお昼休みとのことで、30分だけ戯れてきました。(30分715円x2)

それから、オヤツを持っていくと人気者になれるそうなので、チュールをひとつ買いました。(330円)

一階がペットショップ、猫カフェは2階です。

階段を登ると、ガラス戸の向こう側に待機しているスタッフ達が見えました。そして、入室した途端、チュールに群がり奪い取っていくスタッフ達……。負けました。突進してくるスタッフにチュールの小皿を奪われました。

でも、猫じゃらしにも付き合ってくれたし、肉球を鑑賞させてくれたので満足です。ありがとう、猫スタッフのみんな。

猫カフェからの帰り道は、暑さに負けてタクシーを使ってしまいました。(赤坂見附駅前〜グランドアーク半蔵門 タクシー 740円)

■昼食 グランドアーク半蔵門 門 14:00

いったん部屋に戻り、荷物などを置いてから、昼食に出かけます。

同じ建物の中ですから、「出かけます」じゃないですね。お昼の選択肢は、グランドアークの1階パティオ、地下一階の和食処門です。入口にあるメニューを見比べて、今日は門での昼食を選択しました。

自分は鯖の塩焼き定食(1,300円)、妻はうどんセット(1,200円)にしました。鯖は脂が乗っていて味付けもばっちり、レモンを絞ったりして味を変えながら食べました。しかし、小鉢などが沢山あり、味噌汁も大きめのお椀で、お腹いっぱいになりました。うどんは麺の量を7掛け程度にしてもらって、丁度良い量でした。

門は地下一階のため、閉塞感が無いか心配でしたが、小さな庭が見えたりして景色も楽しめました。

■おやつ AUX BACCHANALES紀尾井町店 18:30

暑い中を国立劇場や猫カフェに行ったため、ホテルの部屋でちょいと休憩………

ふと気がつくと、もう18:30です。ホテルニューオータニの庭園がライトアップされているそうなので、その庭園を鑑賞させてもらおうかと思います。また、夕食は、裏の紀尾井町通りにあるAUX BACCHANALES(オー・バカナル)にするつもりです。

すでに陽が傾いて、ビル群もオレンジ色になってきています。直射日光を浴びることもないでしょうから、歩いていけそうです。

初めてオー・バカナルを利用したのは高輪店でした。店頭の階段にテーブルが並べられたオープンカフェで、とても気持ちよくお茶することができました。その後、銀座にも見つけて食事をしたことがあります。後からわかったことですが、フランスのカフェを再現しているのだそうです。店構え、テーブルや椅子、調度品、店内装飾のどれも大好きです。ただ、一点だけ困るのは「テラス席は喫煙可能」なんです。ですので、いつも店内の煙が来ないような場所を探して座っています。暑い日や寒い日は空調を効かせるためにガラス戸を閉め、テラス席とは分断されるので店内に煙が来ることは無いと思います。本当は全席禁煙になってくれると、テラス席が使えるので嬉しいのですけれど。

グランドアーク半蔵門から徒歩10分ほどで、オー・バカナル紀尾井町店に到着しました。紀尾井町まで歩きながら夕飯のメニューを相談しましたが、朝も晩もしっかり食べてしまった結果、お腹が空いていないという結論が導き出されました。ケーキをワンカットでも十分、いやそれ以上は入らない気がします。

やっぱりケーキにしました。自分はバスクチーズケーキ(760円)とモヒート(1,350円)、妻はチェリーパイ(860円)と白ワイン(550円)。

陽がかなり傾いたとはいえ、歩いてきたので暑くなっていました。冷たいドリンクがとても美味しかった。もちろんケーキも、甘さが抑えられていて美味でした。

そうそう、店内のそこかしこ、テラス席側の窓枠にも丸いシールが貼られていました。なんだろうと見てみると、これはエシレバターの商品ラベルみたいですね。ワインのラベルを貼ったりするお店は見たことがありますが、バターのラベルは初めて見ました。

ホテルニューオータニ 庭園 19:30

オー・バカナルの入っている新紀尾井町ビルを通り抜けて、ニューオータニに移動しました。

宿泊はしていませんが、ライトアップされた庭園を鑑賞させていただきます。

池の一角が明るく照らされていて、そこに鯉が集まっていました。あまり動いていないので、寝ているようです。でも、魚は草の影などに隠れものだと思いますが、こんな見えやすい場所でもいいのでしょうか?

枯山水を横からライトアップしています。写真だと微妙な諧調が表現できていませんが、実物はもっと綺麗です。

赤い太鼓橋は欄干の下から照らされていました。

全体的に控えめなライトアップでしたね。照明の代わりになるくらいに、ピカっとしているのかと思いました。お庭を散策していて、ピカピカなライトアップを見つけて行ってみると、そこはプールでした。

ニューオータニさんのWebサイトに掲載されている写真はきっと、高いISO値の機材を使用しているか、長時間露光なのかもしれません。

■バー グランドアーク半蔵門 ラ・メール 21:00

ニューオータニの館内を抜けていくと、半蔵門線永田町駅まですぐです。そこから半蔵門駅まで一駅乗車してグランドアークに帰ってきました。

やっぱり今日も暑かった。気温というより湿気にやられそうです。今日は予定に無かった歌舞伎入門展示と猫カフェにも行ってしまい、少し行動しすぎたようで疲れました。

4階のバーラウンジ、LA MER(ラ・メール)が開いている時間です。寝る前にちょっとだけ寄り道してみます。

ミックスナッツ(630円)、ピクルス(630円)、赤ワイン(855円)、ソルティードッグ(855円)をお願いしました。ナッツとピクルスは2人用に分けてくれました。後から、お代わりでキューバリブレ(855円)も追加しました。宿泊客は10%オフとのこと。スタッフの方が割引してくれました。

ラ・メールの外にはビル群の灯りが見えます。昨日もそうでしたが、霞ヶ関ビルは遅くまで灯りがついています。残業続きなのでしょうか、みなさん無理をしないでください。

精力的に動いた1日でした、いやー、疲れました。汗を流して、もう寝ることにします。

最終日の明日は、朝のお堀散歩、日本橋で映画鑑賞(ジュラシック・ワールド)だけが決まっています。多分、それ以上に行事は増えることはないでしょう。

Updated: 2023年3月19日 — 9:33 AM