2025/01/12 バンコク(4.Samantao Coffee、フードコートPier 21、タイ国鉄)

朝食は庭園のカフェでとり、そのあとはキラキラじゃない方のタイを見に行きます。

宿泊しているホテル Furama Xclusive Asoke は、ホテルのアプリから予約して朝食付きになっていました。ただ、行ってみたいところがあるので、BTSの駅に向かいます。

昨晩は、陽が落ちてから涼しくなりました。今朝もまだ涼しいので薄手の長袖を持っていきます。

昨晩はショッピングモールのキラキラに目が奪われて気がつきませんでしたが、BTS駅も明るいです。この写真はアソーク駅のホームですが、矢印の場所は全て「動画広告」です。裏から照明で明るくした看板ではなくて、全て動画が再生されるディスプレイです。数年前から、JR東日本の東京近郊電車も液晶モニターが車内に沢山設置され、動画広告が流れるのが当たり前になっています。駅のホームがそれと同じような状態だと考えると近いと思います。

■07:00 朝食 Samantao Heritage Coffee

BTSをアソーク駅からプルンチット駅まで2駅ほど乗って、そこから徒歩5分ほどです。ナイラート公園という、お金持ちのお屋敷だった場所にきました。

一応、警備員がいる感じのゲートがありましたが、特に呼び止められることもなく、するすると入ることができました。昨晩はキラキラ光るバンコクの街に驚きましたが、このような緑に囲まれたカフェが同じ街にあることも驚きです。

薄手の上着も持ってきていますが、半袖ポロシャツがちょうど良い天気でした。

数人の女性が厨房で忙しそうにしていたため、まだ準備できていないのかと池を見たりしていましたが、なかなか注文をとりに来ません。「サワディカップ」と声を掛けると、注文は屋内のカウンターで受け付けるとのこと(そんな感じのことを言っていました、たぶん)。

タイスタイル朝食、パンダンカスタード・トースト、アイスコーヒー(265THB)の3点を注文しました。

タイスタイル朝食(Pan-fried with toppings)は、アルミのフライパンに卵2個、ソーセージ、鶏肉?、ネギが乗っています。ケチャップ、スイートチリソース(だと思います)などで味を変えながら食べました。まだ涼しいので、温かい料理が美味しいです。

パンダンカスタード・トースト(Toast with Pandanus Coconut Custard)は、温めた食パンにパンダンリーフのクリームが乗っていて甘くて美味しかったです。

アイスコーヒーは思ったよりも量があり、砂糖少なめがちょうど良い苦味でした。注文する時に「アイスコーヒー」と言ったのですが、砂糖はちょっとにする? 沢山にする? と聞かれたんですよ。タイの方は甘いのが普通みたいですね。外国人だからなのか、砂糖の量をわざわざ確認してくれたみたいです。

池や木々を見ながら食事をしていましたが、8時近くなってくると団体さんが大声でおしゃべりしながらやってきました。そろそろ、引き上げどきのようです。

開けた芝生もあって、ベンチで会話を楽しんでいるカップルもいます。

ふと近くの建物を見ると、ドレスなどで着飾った若い人たちが大勢集まっています。男女のペアが拍手の中を歩いて、建物に入って行きました。これは、もしかして結婚式? 披露宴? こんな早朝から?

日本では日曜の早朝にはやらないですよね。国が違うと文化も習慣も違いますね。

お腹も満たされたし、緑も補充できました。いったん、ホテルに戻ってのんびりします。

■12:00 昼食 Pier 21

昼食はホテル近くのTerminal 21にある、フードコート Pier 21にまた来てしまいました。価格が屋台並みのため、100THBあればお腹がいっぱいになります。

今日はパッタイ(30THB)、マンゴーバナナスムージー(39THB)にしました。

タイの焼きそばパッタイは初めて食べました。最初は甘めの味を感じて、香りも甘くてパクパクと食べられますが、段々と辛みが押し寄せてきました。添えてあるライム(レモン?)を絞ると味が変わって、美味しいです。そして、マンゴーバナナスムージーは昨日の、バンコク最初の食事で飲んだ1杯目がとても美味しかったので、今回も買ってしまいました。

Pier 21はとても広くて、お店近くの席もあるし、外が見える広い窓の席もあります。

数百人、もしかしたら500人位は座れそうに感じるくらい広くて、テーブルが空いてなくて困ることもありませんでした。

昨日は気づかなかったけれど、何を意味するのかわからない、フードコートPier 21の入り口にある「カニのオブジェ」がいました。Pier 21のイメージキャラクターなのか分かりませんが。

同じフロアにゲームコーナーもありました。これは、ドライブゲームの「頭文字D」。

そして、こちらはドライブゲームというよりアクションゲームの「マリオカート」。

なんと「太鼓の達人」もありました。日本のゲーセン文化がタイにも来ているんですね。

■11:30 タイ国鉄アソーク駅

スワンナプーム国際空港からバンコク市内まではARLに乗り、バンコク市内では高架鉄道BTSと地下鉄MRTに乗りました。とても近代的な鉄道ばかりでしたから、今度は旧来の車両が走るタイ国鉄に乗ってみます。

とりあえず、地下鉄MRTブルーラインのスクンビット駅から乗って、国鉄アソーク駅最寄りのペッチャブリー駅まで行きます。と思って地下に入ったら、乗車券の券売機前が大混雑してます。これに並ぶと時間がかかってしまい、タイ国鉄の列車を逃してしまいそうです。タイ国鉄は1時間に1本も来ないため、逃すわけにはいきません。ということで、クレジットカードのタッチで乗車しました。

アソーク駅というと、BTSスクンビット線にも同名の駅があります。そちらは電気をバリバリに使った駅でしたが、国鉄アソーク駅は看板がなければ見落としてしまいそうです。

看板「Asok Inbound」があるのがバンコク駅方面のホームです。看板が無ければ、ここが駅だとは思わないでしょう。

天気が良くて日差しが強いです。日向にいると暑く感じますが、日陰に入ればそうでもありません。東京の夏よりも過ごしやすいです。

ちなみにバンコク駅から郊外に向かう方向の列車は、振り返って反対側にあります。こちらには「Outbound」と表示されています。単線なのだから、ホームを分ける必要は無いと思うのですが、乗る方向と違うホームにいると、列車が来てから走っていくことになりそうです。

バンコク行きの列車時刻表は、このOutbound側ホームにありました。11時44分の列車に乗る予定です。その次は13時50分ですから、乗り遅れると2時間待ちです。

列車が来ました! よく遅れると読んだことがあるので、時刻通りに来るのは想定外でした。そして、ディーゼルです。ディーゼル機関車は、千葉県の小湊鉄道で乗ったのが最後かもしれません。

動画も撮りました。

車内は混雑しているわけではありませんが、座席は埋まっていました。また、写真だと「車内は予想していたよりも綺麗」に見えますが、手すりは砂埃だらけ、吊り革は見て分かるくらいに汚れてます。日本の電車がいかにキチンと清掃されているか分かります。また、エアコンは無くて天井で扇風機が回っていました。そして乗客は、街を歩いている人たちと同じような服装です。綺麗な身なりの若い女性も乗っていました。BTS、MRTと客層は同じに感じます。

2〜3駅ほど先のパヤータイ駅で沢山の人が降りて、車内が空いて座席に座ることができました。車窓を見ると、華やかなスクンビットの街とは異なる風景が映ります。大都会バンコクですが、高層ビルとバラック小屋が同居しているようです。松本零士さんの漫画「男おいどん」を思い出しました。主人公が住む四畳半ひと間のアパートの向こう側には、高層ビルが立ち並ぶ華やかな都会がありました。

ディーゼルエンジンを震わせて走る列車は、アソーク駅から約20分で終点バンコク駅に到着しました。

乗ってきた列車と記念撮影。

そして、なぜかJR北海道の車両が留置されています。ヘッドマークには日本語で「SRT マッカサン工場」と書かれていました。どうやら、観光列車としてタイで第二の人生を歩んでいるようです。

バンコク駅は2つあって、ここファランポーンのバンコク駅、そしてバンスーの新しいバンコク駅があります。特急などはバンスーに移動したようで、ファランポーンは各駅停車が残っているようです。その代わりなのか分かりませんが、駅構内は車両博物館のようになっていました。

そうそう、切符を買ってませんでした。タイ国鉄アソーク駅はコンクリート敷きで乗り場が示されているだけで、切符をどこで売っているか分からなかったんです。改札が無いから切符が無くても乗れます。そのため「とりあえず乗って、車内で車掌から買えばいい。」と考えていたら、車掌らしき人はいません。各駅停車の普通列車ですから検札も来ません。

仕方なくバンコク駅の窓口で買いました。タイ語が分からないけれど、国鉄の窓口なら英語が大丈夫な気がします。

私 :I can’t find ticket office, Asok Station. Can I pay, now?
駅員:OK! Two baht, tow baht.

切符を買いましたが、なんと2THBです! チケットの左下が運賃で、2THBです。日本円換算だと約9円です。えぇっ!? ほんとに?

MRTやBTSはひと駅でも20THB前後なのと比べると、タイ国鉄は激安です。そして、面白いのが右下のQRコードです。これをiPhoneで読み取ると、切符の情報が出てきました。「いやいや、ITも大事だけど、それより先に車両を掃除しようよ。」と思いましたね。

ですが、バンコクからマッカサン駅までのチケットになってます。あれ!? アソークではなくてマッカサン駅? よく分からないけれど、運賃が払えたからまあいいか。

駅正面はまだまだ綺麗に見えますね。

ここからはMRTブルーラインで、ルンピニー公園、クロントーイ市場にも行ってみます。

Updated: 2025年2月15日 — 8:13 PM