ニャチャン4日目の火曜日。日の出前と日没後の海岸を散歩する予定です。あとは洗濯。

■05:00 ニャチャンビーチ
日の出時刻は大体5:30頃です。太陽が出てくる前に海岸の様子を見ながら散歩してみます。
今、朝の5時ですが、すでにオープンしている飲食店、24時間営業の旅行者向けコンビニ、街を歩く大勢の人。今日で朝の散歩も3回目ですが、ベトナムの人の早起きには驚かされます。
コンベンションセンターがライトアップされています。

蓮の花をモチーフにしたモニュメントもライトアップされています。こういった街のライトアップを鑑賞しながら、海の浅いところをバシャバシャと散歩しました。波に耐えて歩くのも楽しい散歩です。

ビーチにある広場では、ベトナム国旗がはためいていました。女学生さんなのか、アオザイの集団が記念撮影をしていましたね。日の出前の5時頃にはいましたから、学生さんも早起きです。

■06:30 朝食 Pho Xua Ha Noi
宿泊しているAle Nha Trangは朝食無しプランです。というより、朝食提供そのものをやってないみたいです。散歩ついでに食べられる店を探しました。
ベトナムの人は早起きだし、外食文化だし、道端にテーブルや椅子を出す屋台も沢山ある、そういうふうに紹介されているのは多く見てきました。よし朝から外食だ、そう思って朝食の店を探して街をブラブラとしました。ですが、あれだけ海に人がいたのに食事できる店は本当に少ないです。しかも、開いていても24時間コンビニのような観光客相手の店ばかり。
もう諦めてホテルに戻ろうかと思っていたときに、フォーの店が現れました。Pho Xuaは店頭でも店内でも食べている人がいました。しかも、客は東洋人です。これはきっと美味しいに違いないと思い、入ってみました。

英語は全く通じませんね。まあ、こちらも片言だったことはあるのでしょうが、何しろ店員さんが若いです。ほぼ10代の子達ばかりで、年長者でも20歳くらいかと思われる見た目でした。メニューを渡してくれたので読んでみましたが、いわゆるPho Ga(鶏)、Pho Bo(牛)という単純な名称が無く困りました。悩んだ末、上から3つ目のWell-done brisket Phoを選択しました。肉がレアだとお腹が心配ですから、well-doneの”しっかり焼く”という単語を信じて注文しました。あと、50kVND(300円)と一番安かったということもあります。お代は食べ終わってから、テーブルで現金払いでした。
ちなみにフォーの肉が鶏なのか牛なのか、判別する簡単な方法は鳴き声です。
・Ga:ガー、ガーと鳴く鶏
・Bo:ボォ〜(モォ〜)と鳴く牛

5分くらいで運ばれてきました。日本の中華屋さんで出てくるラーメン丼のサイズです。そして、タッパーに入った野菜類、青唐辛子、ライムも一緒に出してくれました。これは入れ放題だと思います。
トラン・ビエン・ドン・ホテルの朝食でも少し感じていましたが、ここPho Xuaでもフォーを食べて確信しました。フォーは麺料理ではありません。これはスープ料理です。しっかりと味がしてコクがあるのに、後味はサッパリしていて、スープを全部飲み干すことができるほどです。いや違いますね、残さず全部飲みたい、そう思わされるスープでした。麺と肉と野菜は、スープの引き立て役です。ここベトナムで食べて、フォーの主役はスープなのだと認識を新たにしました。

入店したときは5割程度の埋まり具合でしたが、中国系と思われる10人ほどの団体さんが車でやってきたりして、食べているうちに全てのテーブルが埋まりました。有名店なのでしょうか?
しかし、この店はエアコン無しで完全なオープンエアーです。太陽はどんどんと高度を上げて、気温も上昇しています。熱いフォーを食べているから汗も出てきます。最近の日本ではあまり聞かれなくなりましたが、暑いときには熱いものを食べる、それをまさか異国のベトナムで実践することになるとは思いませんでした。

調理スペースの隣に陣取ったので、作っているところを見ていました。店員さんが本当に若いです。でも、テキパキと動いて、注文をどんどん捌いて行きました。みなさん、お店の看板と同じ色で揃いのシャツを着ていますから、きっとこれが制服なんですね。半袖シャツ、短パン、サンダル、その格好もお店の雰囲気とマッチしています。しかも店内が汚く無い。これ、とても重要です。

食べ終わってホテルに戻る途中、開き始めたフォーの店もありました。個人商店の軒先に小さなテーブルを出して、おばちゃんが作って持ってきてくれる。最初にイメージしていた、そういう店もありました。でも、値段が50kVNDです。同じお金を払うなら、そしてお腹を守るためには、Pho Xuaで食べた方が良さそうです。
■08:00 洗濯屋 Tee Lee Laundry Nha Trang
フォーでお腹も満たされたし、それでは洗濯屋さんに汚れ物を出しに行きます。
今回の旅行では「着ているもの + 3日分の着替え」を持ってきています。日本を出発したのは8月23日の土曜日です。そして今日は8月26日の火曜日です。つまり、土日月の3日分の汚れ物があるわけです。ニャチャンの街に洗濯屋さんは何軒かありますが、Google Mapの口コミで評価が高かったTee Lee Laundry Nha Trangにお願いしました。
お店は表通りから入った横道にありました。生活道路のような場所です。

3日分のポロシャツ、パンツ、靴下、ハンカチ。そして寝巻きがわりのTシャツと七分ズボン。全部で1.6kg位だったようです。基本料金1.9kgまでに収まったため45kVND(270円)で洗ってくれることになりました。さらに、色物と白シャツを分けて洗うのか、Separate? / Together? と確認してくれました。
なんとクレジットカードのタッチ決済でしたよ。タブレットがレジになっていて、自分の名前をローマ字入力すると、引換券代わりのレシートも出ました。日本の小さな個人商店よりも進んでます。
午後4時には出来上がっているようです。ホテルにコインランドリーが無いから洗濯をどうするか困りましたが、街には何軒も洗濯屋さんがあって、しかも「3日分+寝巻き」をたった270円で洗ってくれるんですから、これを利用しない手はありません。

18時頃に取りに行くと、洗濯・乾燥・畳みまでやってパックしてくれていました!

服は全て、きちんと畳まれていました。

45kVND(270円)で洗ってもらった洗濯物たちです。
東京でコインランドリーのドラム式洗濯機を使うと600円前後、乾燥は10分100円で300円ほどかかります。つまり900円です。汗を吸ったシャツを1週間置いておくのは嫌なので週2回は洗濯したとするなら、ベトナム450円vs東京1,800円。とても安いですね。洗濯している時間に拘束されることもないですから、また来ることがあれば絶対に洗濯屋に出します。

■09:30 ベットメイク
トラン・ビエン・ドン・ホテルで朝9時過ぎにベットメイクが来て驚きましたが、ここアレ・ニャチャンでも朝の時間にベッド・メイクが来ました。ベランダに避難して彼女らの作業を待っていました。
ベッドメイクが終わりましたと、こちらに会釈をして出て行きます。あれ!? チップがそのまま置かれていました。廊下に出てしまった彼女たちを追いかけて、Xin cam onと声を掛けてチップとお菓子を渡しました。
後から想い返してみると、ベトナムではお金やお菓子を祭壇に積んで神様に捧げる風習があるようで、どこのお店でも軒先や店内の一角に祭壇がありました。朝の早い時間では、店頭に祭壇を出して祈る姿を見たこともあります。ベッド横のサイドテーブルにお菓子とお金を乗せていたので、これは神様用でチップではないと解釈された可能性があります。
そういえば、トラン・ビエン・ドン・ホテルではチップだと分かるように、「Xin cam on ありがとうございます」とメモを付けていたからなのか、ベッドメイクの方が持っていってくれていました。お菓子を付けるなら、メモも付けた方が良さそうですね。

■12:30 昼食 バインミー Banh Mi Phan
ニャチャン4日目なのに、ここBanh Mi Phanに来るのは3回目です。今回はインドネシアチキンにしました。ゼロコーラと合わせても50kVND(300円)です。ピクルスと書かれていますが、これは日本の「なます」ですね。もう勝手知ったる感じで、冷蔵庫からコーラを勝手に出して、空調の効いた2階で食べました。
Indonesia grilled chicken things : グリル鶏、パテ、サラダ、ピクルス (30kVND / 180円)
このインドネシアチキンは、生姜焼きチキンのようで美味しいです。野菜も沢山入ってますし、ここのバインミーは本当にありがたいです。

■13:00 お店の場所を確認
街をブラブラして、利用しそうな何店舗かの場所を確認しました。
航空券を印刷するためにPhotocopy店を利用しようと考えています。(Photocopy Nguyễn Minh)

89JAPANは、日本の食品や日用品などを扱うお店です。ここは、日本のものが懐かしくなったら来たくなるかもしれません。

そうそう、こういうフォーの店に行ってみたかった、Pho Bo Ha Noi。Pho Boだから牛ですね、並サイズ45kVND、小サイズ35kVNDとのこと。

美味しいバインミー、Banh mi Phan の本店。これまで2号店を利用していましたが、本店は朝7時からやっているので、朝食で買うなら本店ですね。

いやいや、暑くて街をブラブラするのも疲れました。地元の少年、韓国系観光客で日傘を差している人がいたので、日傘を使っても大丈夫そうです。今度は日傘を持ってきます。
■18:30 ニャチャンビーチ散歩
暑い日中の散歩で疲れて、ホテルで少し眠ってしまいました。気がついたら、もう陽は沈んでいました。少しは涼しくなっていることを期待して夜のビーチを散歩してみます。ですが、暑かったです。常にじわっと汗が滲むような気温と湿度でした。
海岸では大道芸の方が、ファイヤーダンスを披露しています。

海の向こう側に見えるのは、VinWonders Nha Trangというテーマパーク、動物園、ホテルが一体になったリゾート島です。今回は行かないですけど。

砂浜に座って瞑想する方々。朝はダンスする方もいましたし、アクティブにビーチを利用されています。ここまでフラフラと散歩して気がつきましたが、白砂のビーチを照らす照明が設置されていて、夜なのに明るく活動しやすくなっていますね。日本では、こんなに明るい夜のビーチは経験したことがありません。たぶん、暑い日中を避けて行動する人のために設置されているのでしょう。

そうそう、この写真だとビーチを照らす照明が分かりやすいです。

海沿いの道は様々な建物がライトアップされ、イルミネーション装飾がされているために、とても明るい街です。

あっ、ここは有名なナイトマーケットです。でも、観光客向けなので今回は行きません。高いという話ばかり聞きますし。

蓮の花を模した、ニャチャンビーチの象徴的な建物です。

海岸沿いの道路自体も、街灯がイルミネーションで装飾されていました。完全に観光地仕様ですね。

ナイトクラブもあり、大きな音楽と派手な映像が流れていました。完全に観光客向け施設でしょうが、出入りする人はいませんでした。

ビーチ沿いの「4月2日広場」には、子ども向けの電動自動車、バイクを貸している人たちが大勢いました。そして、借りている走り回っている子どもが何人も。

あっ、日本では絶滅したコンビニ「サークルK」がありました!

小さい店舗で、旅行客にスナックやドリンクを提供するのが主な商品のようです。

散歩して喉が渇きました。冷たいドリンクを買って帰ることにしました。
Pha Tea Soda Yuzu(22kVND / 130円)は、柚子ジャムの上にクラッシュアイスとシュウェップスを注いだものでした。ホテルに帰って飲んで、ひと息ついてから気がつきましたが、この氷は水道水ですよね。お腹を壊さなくて良かった。


■20:00 夕飯 カップ麺(エースコック)
夕飯はMoonMilkで購入したエースコックのカップ麺。これはベトナム仕様のようで、辛くはありませんでした。おや、カタカナで「ハンディ ハオハオ」と書かれていますね。

フォークが入ってました、ありがたいです。先日の日清もフォークが入っていたし、もしかしてフォーク入りが普通なのかも。

あっ、美味しい。辛くはなく、優しい野菜ヌードルです。
どこの国でも日本のカップ麺を食べると、なんだか少し落ち着きますね。

■21:00 ベトナム航空のチェックインできず
明日は日本に帰る日です。
ベトナム航空からチェックインするように案内のメールが届きました。それに従ってチェックインしようとしましたが、出来ません。何回かトライしましたが、チェックインできませんとなってしまいます。搭乗の24時間前からオンライン・チェックインができるはずなんです。日本発の便ではそれができましたから。
ふと気がつきました。今は8月26日 21:00です。「カムラン → ハノイ」の便はカムランを明日8月27日 17:30発だからチェック可能です。ただ、「ハノイ → 成田」の便は明後日8月28日 00:20発です。つまり、ハノイ発の便は27時間後になります。
・今の時刻 :8月26日 21:00
・カムラン発 :8月27日 17:30 (20時間後)
・ハノイ発 :8月28日 00:20 (27時間後)
今回の航空券は「成田=ハノイ=カムラン」の往復を通しで買っています。通しで買っているが故に、「カムラン → ハノイ → 成田」の全行程が24時間前にならないと航空券は発券できないのかもしれません。なぜ、こんなに悩むかというと、ベトナム航空からのチェックイン案内メールには、出発日時、搭乗区間、便名などの情報が全く書かれていないんです。

なので、日本を出る時の「成田 → ハノイ → カムラン」は、全く同じチェックイン案内のメールが2通も来ていて理由が分かりませんでした。でも、2区間のそれぞれのタイミングで案内メールが来たのかもしれません。そうであるなら、全ての搭乗便が24時間前にならないとチェックインできない可能性があります。
明朝、もう一度やってみることにします。もしかしたら、2通目のチェックイン案内メールが来ているでしょうし。