日本に帰国するため、カムラン空港からハノイ空港まで国内線に乗ります。

■12:00 昼食 カムラン空港
ニャチャンの市街からGrabでカムラン空港までやってきました。(374kVND / 2,200円)
飛行機は17:30発です。時間に余裕がありすぎるので、まずはお昼をとって、空港敷地内にあるHighlands Coffeeに行くつもりです。
カムラン空港の国内線ターミナルはとてもシンプルで、保安検査場がある2階から見ると、広い体育館という感じがします。

フォーが食べたいと思い、並んでいる店から店員の愛想が良かった QPho に入りました。完全に別空間のいわゆるレストランもあったのですが、テーブルと椅子を路上に出したようなお店の雰囲気も気に入りました。

選択したのは Bun Ca Nha Trang (75kVND / 450円)。
茹でた魚の切り身、魚の練り物(さつま揚げ?)が入っています。そして、野菜たち、唐辛子、ライムが別の皿に付いてきました。受け取って座った瞬間、後悔しました。魚の生臭い臭いがして、食べられるのか心配です。フォーもメニューには載っていたから、そっちにすれば良かったかも。

しかし、買ってしまったものは仕方がない。我慢して食べて、無理そうなら残そう。
そう考えて、とりあえず魚の切り身を齧りました。ん!? あれ!? カツオのような、マグロのような味をつけていないシーチキンのような食感と風味で生臭くなくて、薄味がいい。
練り物も食べてみました。ん!? あれ!? 香辛料が効いていて、ちょい辛のさつま揚げだ。
スープを飲んでみます。ん!? あれ!? 優しい、ニャチャン市街で食べたのに近い味がする。
いやいやいやいや、ちょっと待って、何ですかこれは? 美味しいじゃないですか!
野菜を入れて混ぜて熱を通し、麺と一緒に食べました。これも美味しい!
ライムを絞ったら味が変わり、さっぱりとして美味しい。
最初に感じた魚の生臭さはもうすっかり忘れて、どんどん食べ進めてしまい、無くなるのを惜しみながらスプーンでスープを飲んでいました。美味しかった、本当に美味しかったです。カムラン空港にまた来ることがあれば、またBun Ca Nha Trangを食べたいです。
ニャチャンで食べた最後の食事は当たりでした。そういえば、ベトナムに来て食べた食事で、不味くて残したものありません。全部美味しかったですね。ベトナムの食は合っているのかもしれません。
しかし、このQPhoは、空港で働く人がお弁当を持ってきて食べてました。ただ、お店の人は快く思っていないようで、またあんたか、といった対応でしたね。

フォー(米麺)、ハンバーガー、Com(米料理)などもあり、ほとんどのメニューは 100kVND(600円) 以下です。

ドリンクを付けたりすると 100kVNDを超えますが、ドリンクは建物を出たHighlands Coffeeに行った方がいいでしょうね。

■13:00 Highlands Coffee
Bun Caでお腹が満たされました。いい気分そのままに、次はコーヒーに行きますか!
カムラン空港の国内線ターミナルの外には、Highlands Coffeeがあります。森の中にあるかのような見た目です。

コーヒーを注文しましたが、ベトナムの文字が読めないので、レジ横の大きく表示されているドリンクを注文しました。Phin Kem Dua M Size (55kVND / 330円)とレシートに印字されていて、下層がコーヒー、上層がココナッツ風味の生クリーム、その上にココナッツフレークがトップングで振り掛けられていました。パフェを食べるような長いスプーンが付いてきたので、クリームをすくって食べるのかもしれないですね。ただまあ、何といっても甘いです。ベトナムでは甘いコーヒーばかり飲んでます。
店内のエアコンが効いた席で、外の木々を眺め、iPhoneでSNSに投稿したり、コーヒーを飲みながら時間を潰しました。ちょっと森の中にいるような感じで、空港ターミナルの喧騒からも離れて落ち着きます。こんな感じのカフェが、羽田空港や成田空港にもあるといいのに。

店内も明るく、真ん中に店舗カウンター、その周りを客席のテーブルが囲んでいます。満席になったら50〜60人ほどは座れそうです。お客さんも騒ぐ人がおらず、走り回る子供もいません。あっ、ひとりいましたね。でも、店内を2周したら落ち着いたようです。
ベトナム滞在で、ここカムラン空港のHighlands Coffeeが一番落ち着く時間でした。

■15:30 搭乗口へ
さすがに3時間もHighlands Coffeeで居座るわけにもいかず、2時間ほどで退店して空港ターミナルの待合椅子で1時間ほど出入りする乗客達をみていました。日本人はいないようです。
昨日、Photocopy屋で印刷したチケットを渡して、搭乗券を出してもらいました。実は空港に到着してすぐにベトナム航空のカウンターに来たのですが、受付は2時間前からと言われていました。
対応してくれた女性は新人なのか、それとも不慣れなのか、少々手間取っているようです。教育係と思われる女性が後ろから指示を出しています。また、もうひとの男性がいて、その人にスーツケースはハノイでピックアップする必要があるか質問しました。すると、ピックアップは不要で、そのまま成田に運ばれるとのこと。新人女性が硬券の航空券を渡してくれる時にも、荷物は成田までスルーで運ばれると説明してくれました。

航空券がもらえました。カムラン=ハノイ、ハノイ=成田の計2枚です。

2階に上がって保安検査を通過して、搭乗ゲートの場所を確認しました。

2番ゲートなので、右ですね。

制限エリア内のお店もぷらぷらと見てみます。
どこにでもあるスターバックス。でも、今回のニャチャン旅行では一回も利用しませんでしたね。Highlads Coffeeの方が店舗数は多いし、やはり旅行したらその地元のお店を利用したいですしね。

搭乗待ちの椅子の横に立ち並ぶお土産物屋さん。

冷凍の魚や肉も売っています。国内線だから許されるのでしょう。

搭乗ゲートによって、椅子の混雑具合が全く異なります。

iPhoneを充電するために電源を探しましたが、椅子には付いてませんでした。デジタルサイネージと一体になった充電スポットだけです。

ただ、この充電スポットは施工不良で、生きているのはACコンセントだけです。USBポートも使えそうに見えますが、電気がきていません。充電スポットは何ヶ所かありましたが、場所によってはUSBポートが固定されておらず、ブラブラと下がっていることもありました。そのため、争奪戦がすごかったですね。
女性二人がメールなのかSNS投稿なのか、一生懸命に充電しながらスマホを触ってました。会話から彼女達は日本人のようです。そして、あらためて周りを注意してみてみると、ハノイ行きの搭乗口周りには日本人が10人以上はいましたね。男性のゴルフ仲間グループだったり、現役引退したご夫婦だったり、子連れの若い夫婦だったり。ベトナムに来て、こんなに沢山の日本人を見たのは初めてです。

飛行機はベトナム航空です。これは隣のゲートに駐機している飛行機です。

■17:30 搭乗開始
チケットには16:50搭乗開始と書かれていて、その時間が近づくと搭乗口付近に乗客が並びだして、地上係員もわさわさしていました。ただ、少しするとなぜか、搭乗ゲートが閉まって地上係員もいなくなりました。案内は全くありませんが、遅延のようです。ホワイトボードに書いて掲示したり、係員が大声で案内したり、館内放送があったり。そんなことは一切なし。ただ、よく分からないけれど、搭乗ゲートが閉まっている状態です。

結局、出発時間の予定だった17:30頃になって搭乗が始まりました。


カムランからハノイに飛ぶのは、Airbus321です。

まあまあ、いつものことですが、膝の余裕はありませんね。でも、ハノイまで2時間ですから、窓側の席をとりました。

向こうに見えるのは国際線ターミナルです。

9割以上の搭乗率だと思います。そして、子供、赤ん坊が多めでした。

内陸を飛ぶコースで海岸線が見えることもありましたが、席にモニターが無いですし、機内wi-fiも無いようなのでスマホでも見られません。

バイミーが軽食として配布されました。CAがフランスパンの大量に入った袋を持ってきて、トレーに乗せて上極に渡して行きました。もしかして、パンとスープ? それともパンとコーヒーだけ?

どんなものがやってくるのか不安でしたけど、チャーシュー? とピクルスや野菜も挟まっています。夕食の時間だからなのでしょうけど、美味しかったです。そう、パンが美味しいんですよ。食いちぎるように食べる硬さが良かったです。
そういえば、ハノイ発の便はバナナ胡桃ケーキと牛乳でしたが、あの時は15:10発でしたからオヤツなんですね。国内線でも食べるものが出てくるんですね。今の日本国内線だとお茶やジュースだけですね。何年か前にはクラッカーやおかきが配られたこともあったように思いますが。

■19:30 ハノイ到着
ハノイの街が近づくと、すでに周りは真っ暗です。窓の外には明るい街の灯が見えてきました。成田空港周辺よりも灯りは多いように思います。

無事にハノイ、ノイ・バイ空港に到着しました。さぁて、預けたスーツケースが出てくるか、出てこなくて成田までスルーになるのか、ちょっと確認してみましょうか。
