2023/08/06 紋別(3.オホーツクパレス紋別 朝食、カニの爪、アザラシランド、氷海展望塔)

おはよーございます。紋別の2日目は、「カニの爪」という不思議なオブジェを見に行きます。

それから、アザラシランドに行って、オホーツクタワーでお茶する予定です。

■07:30 朝食 マリーナ オホーツクパレス紋別

朝夕付きプランで宿泊しています。朝ごはんはホテルオホーツクパレス紋別の一階にある、マリーナ(MARINA)が会場になっていました。

皆さんはもう食べ終わったのか、ユックリとこれからなのか分かりませんが、席の混み具合は2〜3割といったとろです。静かな落ち着いた雰囲気でいいですね。

1回目はパン食で取ってきました。2回目でご飯も取るので、少なめにしてます。

左の皿はスクランブルエッグ、ソーセージ、ジンギスカン。ジンギスカンが美味しかったですね。右の皿は野菜です。パンは焼いた方が良かったかもしれません。

2回目はご飯食で。左上の皿は時計回りに、焼き魚、梅干し、卵焼き、根菜煮物、ジンギスカン。右の小皿は茄子の煮浸しです。コーンご飯が美味しかった。明日もコーンご飯を食べようと思います。

〆は、スイカ、パイナップル、ヨーグルト+フルーツ缶詰。お腹いっぱいになりました、ご馳走様でした。

食べなかったのですが、ホタテ貝柱の刺身、鰹のたたきもありました。

カニの爪に行くバスを確認するために、隣の紋別バスターミナルで出発時刻をおしえてもらうことにしました。その前にちょっと寄り道。

昭和の時代に、国鉄の紋別駅は廃止されています。その跡地があるらしいので、覗いてみます。

そうそう、地方駅のホームには、このような駅名案内がありましたね。「1921年開業、1989年廃止」と書かれています。60年ほどしか鉄道が走っていなかったようです。

でも、宿泊しているオホーツクパレス紋別は1960年開業ですから、国鉄駅前の超一等地にあったことになります。

紋別駅跡地は、食品スーパー、お土産店、温泉が入った建物になっています。この温泉は紋別セントラルホテルから持ってきて、沸かし直ししているとのことです。(タクシーの運転手が教えてくれました)

■13:00 バス 紋別バスターミナル 〜 ステア前

バスターミナルで確認すると、カニの爪に一番近い「ステア前」に行くバスは「09:30発、12:50発、14:50発」の3本のみとのこと。結局、12:50発で向かいました。

バスは右に折れ、左に曲がり、街の中をぐるぐると走り、「ステア前」に到着しました。

バスの時刻表を確認してみると、紋別バスターミナルから来る(左側)のは4本ですが、今日は日曜日なので朝一番08:02は運休しています。

紋別バスターミナルに帰る便(右側)は、このあとは13:08、15:08だけです。帰りはタクシーを第一候補にして、もしバスに乗れるようならバスを使うことにします。

■13:00 カニの爪

銘板によると、昭和57年(1982年)開催の「紋別流氷アートフェスティバル」のために作られたようですが、昭和58年制作とも書かれています。あれれ?? 日付の不整合があるようです。高さ12メートル、重さ7トンとのことですが、大きさ比較のためにセイコーマートで買った65cmのビニール傘を下に置いてみました。

カニの爪の周りには他に何もありません。カニの爪がドーンと置かれているのは面白いですけれど、作成されたのはもう40年前ですから、その経緯や思いは薄れてしまい、初めて見る観光客には一発芸のオブジェに感じますね。車で来られる方が何人もいましたが、カニの爪と記念撮影したらササッと立ち去って行きました。

カニの爪からアザラシランドに向かう途中で、流氷砕氷船ガリンコ号(初代)が展示されていました。この写真は左側が進行方向で、船底の大きなドリルで流氷を砕きながら進むようです。今日は真夏の8月で、東京の暑さを逃れるために紋別に来ましたが、紋別の観光シーズンは流氷がやってくる冬が本番なんでしょうね。

■13:30 アザラシランド

アザラシ専門の動物園、アザラシランドにやってきました。

柵などで囲われているなと思ったら、一部で工事を行なっていて、その代わりに入場無料となっています。

工事していても、アザラシはスーッと泳いでいますね。漫画の「少年アシベ」に出てくるアザラシのゴマちゃんは、ゴマフアザラシでした。ここアザラシランドはみんな、ゴマちゃんと同じゴマフアザラシです。

あ〜、ノンビリしているアザラシが羨ましい。ここなら3食昼寝付きでしょうし。

飼育員さんが芸を仕込んでいるのか、1頭ずつ呼び出してステージのような所に行きます。順番で呼びにくると、構って欲しいのかワラワラと集まってきました。

合図に呼応して鳴くと、ご褒美に魚がもらえていました。写真右下には、早く呼んでかまって欲しいのか、お魚が欲しいのか、じーっとその様子を見つめる子たちが待機してますね。

アザラシを紹介するパネルがありました。飼育下で生まれたり、海で保護されたり、アザラシたちはここでの生活をどう思っているんでしょう?

顔はめパネルもありました。

アザラシランドにいるのはアザラシだけです。工事中のために餌やり体験もできないため、アザラシ達をしばらくただ眺めていました。

■14:30 昼食 西や 海洋交流館

少し遅くなりましたが、お昼をとります。昨晩、はまなす通りの「おもちゃばこ」で教えてもらったラーメン店がここにあるようです。

凄く混雑していると聞いていましたが、シーズンオフであるためか、それとも既にお昼のピークが過ぎたからなのか、「西や」に待ち行列はありませんでした。

一番安いのが810円の塩ラーメン、醤油ラーメン。その塩ラーメンに野菜を盛った「塩野菜ラーメン 940円」にしました。

チャーシューで隠れてますが、この下には野菜がたっぷりと入っていました。スープもあっさりです。最近のラーメンの話題といえば、こってり背脂系が多いですが、このラーメンはサッパリとしたクセのない味でした。量は少な目だったので、大盛り券(130円)を追加で買ってもいいかもしれません。

店内は30席くらいだと思います。

■15:00 オホーツクタワー (氷海展望塔)

お腹も満たされました。次は、カニの爪から見えた「氷海展望塔」に行ってみます。

氷海展望塔までは、ラーメンを食べた海洋交流館から無料バスが出ています。無料です、無料!

紋別空港と市街地を結ぶバスも無料でしたし、ありがたいです。

小さいバスでしたが、シートは観光バスのようで、座り心地はとても良いものでした。さあ、出発!

バスはユックリと海氷展望塔に向かいました。

この無料送迎バスですが、展望塔までの橋にある車道を走ります。ただ、車道はバス2台がすれ違うのはギリギリの幅で、実際には1台だけが何度も往復していました。

そして上は歩道です。歩いて渡ってくる方もいました。

この海氷展望塔は2つのゾーンになっていて、海中部分(500円)、1〜3階(無料)となっています。入口で海中部分に行く場合は500円を支払いますが、今回は3階のカフェに行きたかったので無料でした。

それにしても、単体の展望塔で、しかも海中部分もあるんですよ。これは、常に多額のメンテナンスコストがかかりそうです。冬の流氷シーズンでガッポリ稼がないと維持できないと思います。

橋から塔までの通路の床には、海面が見られるのぞき窓がありました。

うーん、窓は小さくて今ひとつ海がよく見えませんね。東京タワーみたいに「二人で窓に乗って記念撮影」ができる大きさが欲しいですね。

氷海展望塔の1階にはお子様の遊具がありました。

そして、2階には野球チームのファイターズのコーナーがあります。

記念撮影のパネルも。

そして、館内の説明パネルは日本語、英語、ロシア語の記述がありました。ロシアが近いんですね。

小さいですが、映像アトラクションもあります。これは、定期的に上映しているのではなく、観たい方がいるときに個別に上映してくれるようです。

そして、3階まで上がってきました。ここ数年、よく見かけるようになってきたストリートピアノが置かれていました。自由に弾けるようです。しかし、このピアノはどうやって運んだのでしょう?

この氷海展望塔の階段は螺旋状になっていて、アップライトとはいえ、ピアノは通らないと思います。エレベーターもありますが、この大きなピアノが乗る大きさではないと思います。横倒しにすれば、もしかしたらエレベーターに乗るかもしれませんが。

そして、この氷海展望塔に来る目的地、カフェがありました。

カフェというより、レストランを思わせるテーブルと椅子たち。

遠くには、さきほど寄り道したカニの爪も見えます。

今回は、外洋を向いた席に座らせてもらいました。

写真だと少し分かりづらいですが、陸側の茶色い水(右側)、外洋側の青い水(左側)、その2種類が混ざることなくはっきりと分かれているのが見えます。塩分濃度が違うのか、それとも温度が違うのか。混ざらない理由はわかりませんが、それぞれの水には明確な違いがあるのだと思います。

海を見ながら、ワッフル(450円)とコーヒー(500円)をいただきます。

■16:00 タクシー 海洋交流館 〜 オホーツクパレス紋別

カニの爪、アザラシランド、海氷展望塔を巡りました。ホテルに帰るのですが、日曜日の今日、バスはもうありません。iPhoneの配車アプリを開いてみましたが、サービスエリア外との表示です。

地元のタクシー会社に電話して配車してもらいました。「海洋交流館」と言うと、いっぱつで伝わりました。

オホーツクパレス紋別までの道中、タクシーの運転手から少し情報をもらいました。

・先週30度を超えて、あんなに暑かったのは初めて。例年だと暑くなっても25〜27度程度。
・以前はロシア船が紋別に魚を下ろしていたが、いまは新潟などに行ってしまう。
・紋別に温泉は無かったが、紋別セントラルホテルが冷泉を掘り当て、沸かして大浴場にしている。
・紋別バスターミナル横の銭湯は、その紋別セントラルホテルから温泉を運んでいる。
・2018年、地震が原因となった北海道全域ブラックアウトが発生したが、紋別は早期復旧している。バイオマス発電設備があり、札幌などの大都市より電力供給が早かった。

海洋交流館からホテルオホーツクパレス紋別までは、タクシーで1,500円くらいだったと思います。

いったん、ホテルで休憩します。

Updated: 2023年9月18日 — 8:18 AM