飛行機の座席はどこがいい?

以前は、飛行機のチケットを買っても、空港でチェックインするまで自分の席がどこになるか分からなかった。ところが、ここ数年来、Webでチケットを購入する時に席が自由に選べるようになっている。好きな席が選べるということは良いことなのだが、そのために毎回、悩むことになる。

いつも、席を決める際に考えていることは、こんなことだ。

窓側にするか、通路側にするか。通路側なら、他の人に気兼ね無くトイレに行ける。でも、景色を楽しむなら、やはり窓側に座りたい。初めて訪れる場所なら、景色を見たいので、ちょっと我慢して窓側に座りたい。何度が訪れている場所なら、それよりも通路側に座って、機内での自由を満喫したい。

前方、中ほど、後方のどこにするか。ギャレーとの位置関係で、サービスの受けやすさが変わる。ちょっと、水や茶が欲しい時、機内をあまり歩くのも嫌だし。食事は早めに配られる位置の方が、希望するメニューが無くなる心配も無い。でも、配られる順番は、後列からと決まっているかとおもったら、前列からだったこともあった。

主翼が良く見えるところも、面白い。飛行機が苦手な人に、主翼が揺れるのが不安になる一因 だと聞いたことがある。でも、主翼が揺れるのを見るのは楽しいし、頑張って飛んでくれているなぁ、と感謝する気持ちになる。テレビで、ボーイング社の機体テストを見たことがある。何万回も主翼を折れそうなほどに上下させて、耐久性をチェックしていた。あれに比べれば、飛行中の揺れは大したことはないと思う。ただ、ボーディング・ブリッジを離れて滑走路に向かう時、給油・貨物の方なのか整備さんなのか分からないが、こっちに手を振る方々がいる。気持ち良く飛行機が利用できるために、努力してくれていると思うと、こちらからも手を振ってしまう。主翼付近ではそれが見えず、手を振れないので少し寂しい気もする。

トイレの近くにするか、離れたところにするか。あまり近いと臭いが気になるが、逆にトイレの使用状況が分かるので、利用しやすい。小さい子供が一緒の場合は、トイレとの位置関係を考えた方がいいかもしれない。

非常口の席にするか、普通の席にするか。非常口の席は前に席が無いので、広くて足を伸ばすことができる。でも、前席背もたれのポケットが利用できないので、ヘッドホンやゴミを全て自分で持っていなくてはならない。機体によっては、シートテレビが無いこともある。まあ、離着陸時にスチュワーデス(最近はCAと呼ぶんですな)が、自分の前に対面で座るので、 それが楽しみな人には良い席かもしれない。実際、話しかけられたこともあるし。

体操しやすいか。長いフライトの場合、数時間おきに体操をしている。そんなときは、最後列付近が便利だ。当然ながら、自分より後ろにはギャレーやトイレしかなく、人の通行が少ないので、自由に体操ができる。

で、結局、どこの席に座るのがベストなのか。全ての希望を満たすのは難しいので、(1)体操のために最後列付近の通路側、(2)足を伸ばすために非常口付近の窓側、のどちらかを選ぶことが多い。とはいうものの、所詮はエコノミークラスなので、どこに座っても大した違いはないかもしれない。

それよりも、とっても盛り上がっている、傍若無人な団体さんと同乗でないことの方が大切だったりする。

Updated: 2008年4月15日 — 2:25 AM

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