2020/10/30 江ノ島(2.猫島)

なぜ、江ノ島に行くのか。それは、そこが猫島だからです。

あれは20数年前でした。江ノ島のメインストリートには猫が何匹もいて、相手をしてくれました。最近は、他の方のブログなどで「江ノ島は猫島」と思われるような記述があり、ちょいと猫を見に行くことにします。

朝、JR東日本ホテルメッツかまくら大船の部屋から見ると、横須賀線と東海道線が走っているのが見えます。街の夜景は綺麗と言えるほどではありませんでしたが、この線路際だと鉄道好きには楽しい宿泊になりそうです。

■朝食 09:00

ちょいと寝坊してしまいました。朝食をとりにホテル一階の喫茶店「白ヤギ珈琲店」に行くことにします。店頭に書かれている「赤い実を食べて興奮しているヤギを見てコーヒーを発見した」という記述は、カルディコーヒーファームでも昔から使われています。どちらが先に言いだしたのかということはどうでもいいことで、今は朝ごはんを食べることが最優先事項です。

観葉植物を配置して、落ち着いた店内になっていました。お客さんは一人だけでした。もしかして、他のお客さんは既に食事を終えて、出掛けてしまったのかもしれません。

パンやドリンク類はブッフェカウンターにあり、おかわり自由となっていました。

メインは「卵、ベーコン、サラダ」がセットになったプレートです。スープ、コーヒー、パン、ライスはブッフェカウンターから取ってきました。

いわゆるファミリーレストランのモーニングメニューと同じ内容です。ただ、違うのはメイン以外はお代わりできるということです。パンとコーヒーはお代わりさせてもらいました。パンはトースターで焼くことができるので、そのままの味、焼いてサクサクになった味の両方を楽しませんもらいました。

そして、朝食の最後はヨーグルト(+ベリーソース)で締めました。お客さんが少なかったこともあり、ゆっくりと落ち着いて朝食をとることができました。

そうそう、なぜかいつも連れて行くことになっている猫のぬいぐるみ。今回も連れてきました。

大船駅前のバスロータリーから見たところ。モノレールが走り、正面にホテルメッツ大船、右側奥に大船駅が見えます。昨日も感じましたが、大船って大きな街なんですねぇ。駅前だけに建物が集中して、少し離れるとその先はずっと畑、などということがなく、ずっと遠くまで住宅などの建物が続いています。

大船駅で降りたのは、前回は約35年前です。そのときはターミナル駅ではあるけれど、それほど大きな街だとは感じませんでした。でも大昔ですからね、そのときと比較して街は大きくなったようです。

■鎌倉駅 11:30

横須賀線で2駅乗って、鎌倉駅に着きました。ここからは江ノ電に乗り換えます。でも、大きなカバンを持っていくのは疲れるため、JRから江ノ電への乗り換え口付近にあるコインロッカーに荷物を入れました。400円を払って身軽になりました。

江ノ電の車止めは、なぜかカエルと電車が居ました。

車止めの上にはカエルが座っていて、透明パネルの中には車両の模型が入っています。これ、どういう意味があるのか分かりませんが、他の鉄道では見たことがありません。きっと、何かの意味があるのでしょう。

江ノ電の車両が入線してきました。これに乗って、江ノ島に向かいます。

長谷駅あたりで半分降りて、稲村ケ崎駅あたりまで来ると車内はスカスカになりました。空いてきた車内から、江ノ島が見えてきました!

鎌倉駅から30分ほどして江ノ島駅に着きました。

江ノ島駅から江ノ島方向に歩いていきます。飲食店、物販店は営業していますが、お客さんが少ないようです。

英語看板ばかりの一角があったり、

なぜかハワイ関連のお店が沢山ありました。

駅前商店街を抜け、江ノ島方向に行くために地下道を抜けていきます。目の前の道路には横断歩道がなく、下をくぐるようになっています。

天気はいまひとつですが、雨は降らないようです。

江ノ島に到着!

江ノ島の反対側まで行くのですが、登りで楽をするためにエスカー(360円x2)に乗ることにしました。

エスカーの1段目は江ノ島水族館のパネルが展示されていて、

エスカーの2段目はコカコーラのパネルで、

エスカーの3段目は明治製菓でした。1,2,3段のそれぞれで広告枠が異なるというのは初めて気が付きましたが、なかなかに面白いです。

江ノ島の中は、ほぼ一本道です。岩屋の方に歩いて行くと、廃業したホテルが相変わらず崩れ落ちそうな姿を晒していました。コンクリートの壁が所どころ崩れていて、たぶん下に落ちてますね。すでにかなり危険な状態です。

猫を探しながら歩いてきましたが、まったく、本当に1匹も見かけませんでした。

■昼食 13:30

疲れてきたので、島内の食堂で昼食をとることにしました。遊覧亭は海を見ながら食事ができるお店です。

生しらす、まぐろ、カツ丼、ラーメン、そばと何でもありますね、ここにしましょう。

窓際の席に案内してくれました。

むむっ、なかなかいい景色じゃないですか。右手の森は江ノ島です。トンビがたくさん、上昇気流を捕まえて飛んでいました。海には、港に向かう船も走っています。

なにを食べるか悩みましたが、まぐろ漬け丼(1,250円x2)にしました。まぐろの下にアオサが敷いてあり、食感と香りがとてもいいです。

もう、江ノ島で猫を探すのは諦めました。疲れすぎないうちに、戻ることにします。

戻る途中で、江ノ島の港、その向こう側には海水浴場、そして海が大好きなかたが住んでいるであろうマンション群が見えました。

カメラを置く台が用意されていたので、一応、記念撮影

江ノ島の入り口まで戻ってきましたが、諦めきれないので、これまで通ったことがない裏道を通ってみることにしました。いわゆる表通りから一本しかずれていないのですが、人通りがほとんどありません。とはいうものの、思いの外、旅館や民宿がありました。でも、やっぱり住宅街です。

■江ノ島の裏道 14:30

5分ほど散歩していると、三毛猫が走り回っている場面に遭遇しました。全く人に慣れていませんが、毛並みはツヤツヤで肉付きも良さそうです。常にお腹をすかせている野良猫の雰囲気はなく、飼い猫が散歩しているようにも感じました。

さらに5分ほど歩くと、飼い猫を遊ばせている地元の方に会いました。野良猫もいましたが、その子達も逃げることなく佇んでいます。飼い猫は、撫でても大丈夫でした。飼い猫はやっぱり、人慣れしていますね。

そのさき2〜3分のところには、また昼寝をしている子たちがいました。この子たちは野良? 飼い猫? よく分かりませんが、首輪をしていないから野良猫なんでしょうね。でも、触られるのを嫌がりません。もしかして、地域猫でしょうか。

そこからすぐ近くの駐車場は、猫がそこかしこに居ました。”居ました”という表現がぴったりする、本当に住んでいるようにそこに居ました。

そして、これがまた、なんとも人慣れしています。しゃがんで声をかけると、すぐに寄ってきて撫でてくれと要求してくる子が何匹もいました。声をかけなくても寄ってくる子もいます。

餌は持ってきませんでした。地域猫の餌のあげかたは、その地域によって異なりますし、食べなかったらゴミを撒くことになっていまいますから。

よく見ると、片耳の端が切られていて首輪をしています。そして、毛並みがツヤツヤでちゃんと太っています。これは地元の方が、去勢して、餌をあげて、面倒をみているんですね。餌のお皿が放置されていたり、地面に餌をばらまいたような跡もありませんでした。

ぬいぐるみのミーコも連れてきたので、一緒に記念撮影しました。

面倒をみられている地域の方に感謝しつつ、たくさんの猫を撫でたので今日は満足です。江ノ島水族館の近くに猫カフェを見つけていたので、江ノ島で会えなかったら奥の手にするつもりでした。でも、そんな必要は全くありませんでした。

■鎌倉駅 16:00

江ノ電に乗って、鎌倉駅まで戻ってきました。ここからJR横須賀線のグリーン車に乗って帰ります。でも、その前にお茶でひと息いれることにしました。

駅前のロータリーを見渡すと、「自家焙煎珈琲 ヲガタ」という看板が見つかりました。落ち着いた感じがするのれんと看板です。そして、禁煙です。ここにします!

店内からは鎌倉駅が見えました。ホームに停車する電車も見えます。ちょうど今は成田エクスプレスが停車しています。

駅前は人通りが多く、車も沢山走っていて、それなりに騒々しさがありました。でも、店内はとても静かで落ち着きます。

ふたりともケーキセットをもらいました。チーズケーキ、ロールケーキと小倉あん、そして珈琲はオリジナルブレンドです。こういう個人経営の喫茶店の良いところのひとつに、カップのこだわりがあります。二人とも同じオリジナルブレンドですが、全く趣きの異なるカップで出てきました。カップのデザインを楽しみつつ、甘すぎないケーキを食べました。

コーヒーは渋すぎず、酸味も柔らかです。砂糖やミルクを入れてしまうと香りが変わってしまい、とても勿体無いです。なにも入れず、そのままコーヒーを味わいました。

当初の予定していた場所とは異なりましたが、江ノ島では猫たちに会うことができました。快速のグリーン車が快適であることもわかりました。今回は宿泊しましたが、東京から江ノ島は車できてもすぐに行けます。また、時間を見つけて、遊びにいくことにしましょうか。

■費用総計 21,000円(2人分)

■2020年10月30日の費用 11,160円 (2人分)

0朝食 白ヤギ珈琲店 (宿泊費に含む)
320大船=鎌倉 JR横須賀線
400コインロッカー 鎌倉駅
520鎌倉=江ノ島 江ノ島電鉄
720江ノ島エスカー
2,500昼食 まぐろ漬け丼
520江ノ島=鎌倉 江ノ島電鉄
2,300コーヒー + ケーキ 自家焙煎珈琲ヲガタ
3,880鎌倉=東京 JR横須賀線グリーン車

■2020年10月29日の費用 9,840円 (2人分)

3,200東京=大船 JR横須賀線グリーン車
1,080夕食 お弁当
308おやつ 成城石井 大船ルミネウィング(1,308 – 地域クーポン1,000)
5,252宿泊 JR東日本ホテルメッツかまくら大船
Updated: 2023年3月19日 — 9:34 AM